横山祐太の受験から定期テストまで高得点を取る方法や参考書を紹介するブログ

横山祐太と申します。 中高生やその親御さんに向けて勉強に役に立つ記事を書いています。 月額2000円で行えるインターネット学習塾を開いていますhttp://rebirthday.biz/勉強ができる環境があれば得点は必ず伸びる。だからこそ頑張っています。

親が知っておくべき中学社会のテストの点が伸びない子向けの勉強方法

目次

Ⅰはじめに

Ⅱお母さまが勘違いしている間違った勉強法

Ⅲ社会の勉強は簡単かつお金がかからない

Ⅳ1,2年生向けの勉強方法

Ⅴ3年生向けの勉強方法

 

Ⅰはじめに

 今回の記事は中高生のご両親を対象にした記事になります。いつもは中高生へ向けて受験勉強の記事を書いているのですが、たまには親が知るべき受験勉強の仕組みと称して記事を書くのもいいのかなって思って書きました。

 記事を見ていただける方のほとんどがお母さまであると思いますので、便宜上これ以降お母さまという言葉を多用することになると思いますがよろしくお願いします。

 

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Ⅱお母さまが勘違いしている間違った社会の勉強法

 社会の勉強は毎日やらないとだめだと思っていませんか?
実はそんなことはないんです。社会はテスト期間を除いて1か月に1回、苦手意識がなければ2か月に1回の復習で大丈夫です。むしろ勉強しすぎると成績が落ちる可能性さえあります。

 

成績が落ちてしまうとは・・・

 社会は好きになると勉強がとても楽しくなります。そうして社会に時間を費やしてしまうと英語や数学の勉強に時間をかけることができなるなります。

 英語や数学は社会と違っていったん授業についていけなくなるとそれ以降の授業についていけなくなります。英語や数学は、以前習ったことを覚えていることを前提に授業が行われるからです。

 

 例えば・・・

 英語の現在形の知識がないと過去形や進行形の授業の意味が分からなくなります。数学の1次関数の知識がなければ、2次関数の授業の意味が分からなくなります。授業時間が無駄になってしまうということです。

 このように毎回行われる授業の内容を確実に覚えて、問題が解けるレベルまで復習をしなくてはなりません。そのため、可能な限り毎日勉強をする必要があります

 

 一方、社会は以前習った内容の知識がなくてもほとんど問題なく授業についていけます鎌倉時代の知識がなくても明治時代の授業は理解できますし、歴史が苦手でも地理が得意なお子様はたくさんいらっしゃいます。(歴史分野の戦国時代だけが好きな子っていますよね(笑))

 

 社会は毎日勉強しなくてもリカバリーが効きます。定期テスト前は頑張って勉強してほしいのですが、それ以外は英数に勉強時間を割いてもらいましょう!

 

Ⅲ社会の勉強は簡単かつお金がかからない

社会の勉強の特徴(勉強が簡単な理由)は

 

①社会はあとでまとめて復習ができる

②苦手な部分を残しても授業についていける

③知識を覚えただけで点が伸ばせる

④知識のいらない考察問題は訓練で簡単に得点源にできる

 

 なので、社会は定期テストの勉強と3年になってからの勉強でも大丈夫です。英語や数学の勉強を優先してもらいましょう。

 定期テストの時に勉強を頑張ることで、3年次の復習が圧倒的に楽になります。勉強時間の短縮が期待できるからです。

 

 次からは学年ごとに具体的な勉強のやり方を書きたいと思います。お子様の学年に合わせて見ていただけると幸いです。

 

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Ⅳ1,2年生向けの勉強法

 英語と数学は毎日30分づつ勉強してもらってください。先ほども説明したのですが、社会はよほど苦手でない限り2か月に1回ほどの復習で大丈夫です(定期テスト期間は除きます)。

 社会の勉強をしすぎて他の科目がおろそかになっている場合は他の科目の勉強を促してみてください。

 

例えば・・・

 「社会は高得点が取れていて立派だから、次は英語や数学の勉強をしてほしい」

 「英語や数学は毎日勉強しないとだめだからそちらに時間をかけると総合点が上がってもっとやる気が出るよ」

 「英語や数学も中学1年の最初から復習をすれば必ずできるようになるから苦手だったらそこから復習をしよう!」

という形で説得してほしいと思います。言葉の使い方はお子様に合わせて言い換えていただけると効果が上がると思います。

 

 1,2年生からの準備としてはノートを地理分野と歴史分野で分けていただけると効果が高いです。2つの分野は教科書が分かれているのでわかりやすいと思います。

 歴史分野と地理分野は公立中学のほとんどで並行して授業を行います。2~3か月ごとに分野が入れ替わる形です。なので、ノートを分けると復習が楽になります。

 入試のほとんどは分野ごとに問題が作られます。ノートもそれに合わせて分けておくことで紛らわしい選択問題にも対応できるというわけです。

 

 復習は細かくやるよりも時代や分野ごとに一気に復習する方が分類しながら復習ができます。そうすると、模試や実力テストなどの出題範囲が広いテストで高得点が取りやすくなります。

 

Ⅴ3年生向けの勉強法

 1.2年生向けの勉強とほとんど変わらないので、最初にそちらを見ていただきたいと思います。これ以降は1,2年生との違いについて書きます。

 6月くらいから週1時間ほど社会の勉強に当ててほしいと思います。運動部の中学生であれば多くの場合部活を引退するタイミングなので、ここから本格的に受験勉強を始めてもらいましょう。

 社会は地理分野が2年の冬休みと春休みの間、歴史分野が3年の6月、公民が3年の2月に終了します。

 6月から始めると歴史分野が終わる直前から復習が開始できるので、復習が授業に追いつくころには地理と歴史の2分野(+公民分野の初期)が終わっていることになります。

 社会が得意なお子様であれば夏休み前までに地理と歴史2分野が終わる場合もあるので、夏休みは社会の本格的な問題演習と他の4科目の勉強に時間を費やすことができます。総合点が上がるため志望校合格に大きく近づきます。

 苦手であれば夏休みを使ってしっかり復習をしてもらってください。社会は覚えるだけでも得意になっていく科目なので、ノートや教科書を復習してもらいましょう。

 

 夏休み以降ですが、得意なお子様は週1時間を目標に問題演習をするとよいです。得意なお子様であればそのくらいの問題演習や復習でも大丈夫です。苦手な方は週2時間を目標にして得点源にできるように頑張ってもらいましょう。得意になったら週1時間でも大丈夫です。

 

 とにかく社会は時間をかけないで勉強を終わらせるべきです。余った時間を使って他の4科目(特に英数)の勉強に力を注いでもらいたいと考えています。

 

 万が一英語や数学の勉強がうまくいっている場合は、2年の春休み前後から地理の復習を始めてもらってください。うまくいけば夏休みまでに社会の復習が追い付いて、やることがなくなるくらいまでに到達します。

 その場合は、高校1年生の英数のどちらかを勉強してもらっても大丈夫です。コメントで質問していただければやり方はお教えいたします。

 

 見ていただいてありがとうございました。

 

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社会を得意にするための参考書

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