ドイツ観念論 センター倫理・西洋思想で高得点を取る!
目次
Ⅰカント
Ⅱヘーゲル
Ⅰカント
著書「永久平和のために」
批判哲学=理性能力を批判し理性で出来ることとできないことをはっきりさせた
理論理性=科学的・理論的能力 神や道徳の事は知りえない
実践理性=道徳法則を立て実践しようとする意志的能力
批判哲学は否定する哲学という意味ではない
コペルニクス的転回=「認識が対象に従うのではなく、対象が認識に従う」
感覚的経験と理性の両方が必要→経験論と合理論の統合
道徳論
動機説=結果ではなく動機が大事であるという考え
善意志に基づいてこうどうを行うことを良しとした
汝の意志の格率が、同時に普遍的律法の原理として妥当するように行動せよ
格率(かくりつ)=個人の行動原則
主観的良心が普遍的良心と合うように行動せよ
自らの意志で道徳的行為を実践できることが人間の真の自由である=人格
人格のうちにある人間性を決して単に手段としてのみ扱わず、同時に目的としてあつかえ
目的の王国=人間の人格が尊重される社会
Ⅱヘーゲル
カント批判
理性は自己の内面世界(理論理性と実践理性)で捉えられるものではなく、具体的な現実世界との関係でとらえらえるべき
理性的なものは現実的であり、現実的なものは理性的である
弁証(べんしょう)法=「矛盾し合うもの」の対立を乗り越えてより発展させる思考方法
ヘーゲルが出した例
①(正)
「ある男が奴隷を持ち、彼に命令して『自分は一人前になった』と思っていた」
② (反)
「ところがここで鋭い批判を受ける。『お前は奴隷なしでは一人前ではない。奴隷に依存している』と」
③(合)
「批判を受け止め、男は自分で自分を律することができるようになった」
矛盾から高次に至ることを止揚(しよう)(アウフヘーベン)という
人倫について
自由の精神が社会の中で具体化されたもの
人倫は「家族→市民社会→国家」を経る
家族:愛はあるが自由がない
市民社会:自由はあるが愛がない
国家:家族と市民社会が止揚(アウフヘーベン)して愛も自由もある国家が生まれる
国家を人倫の最高形態と考えた。
使ってほしい参考書と問題集
見てほしい記事
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