立憲政治の確立 センターと私大日本史B・近代で高得点を取る!
目次
Ⅰ立憲政治の確立
Ⅱ近代法典の整備
Ⅰ立憲政治の確立
国会開設の勅諭(1881年)の翌年に伊藤博文はグナイストやシュタインに憲法を学ぶ
君主の権力が強いドイツ流の憲法を採用
伊藤博文内閣
黒田清隆(くろだきよたか)内閣
1889年:大日本帝国憲法発布される
超然主義=政府の政策は政党の存在によって左右されないという考え
衆議院議員選挙法
衆議院のみ選挙を行う 貴族院は天皇が任命した人を中心に構成された
選挙権は25歳以上、男性のみ、直接国税15円以上を納めた者
全国民の1%が該当
山県有朋(やまがたありとも)内閣
1890年:最初の衆議院議員選挙が行われる
民党=政府の考えてと異なる考えを持った政党
利益線(朝鮮)における権利を確保するための軍備拡大を主張した
松方正義(まつかたまさよし)内閣
民党は政費節減・民力休養の立場を強める
民力休養=地租を中心とした税負担を軽くすること
民党の力が強いので衆議院を解散する
品川弥二郎(しながわやじろう)を中心に選挙干渉を行い民党への選挙妨害を行う
民党が選挙に勝利し松方は辞職
第2次伊藤博文内閣
日清戦争により民党は一斉に政府批判を中止して政府の予算案に賛成する
戦争で負けないために必要だった
憲政党の結成
第3次伊藤博文内閣も民党と提携を目指す
民党に地租増徴案を反対され提携できず
民党が国会の中で圧倒的な力を持った
大隈重信内閣
民党による組閣
地租を増やさないことで合同した自由党と進歩党は内部対立を起こす
尾崎行雄(おざきゆきお)文部大臣が共和演説事件で辞任
第2次山県有朋内閣
文官任用令の改正=政党の人間が高級官吏になれないようにする
軍部大臣現役武官制=現役の陸軍・海軍の幹部でないと陸軍大臣・海軍大臣になれない
治安警察法(1900年)=社会主義運動や労働運動を取り締まる
立憲政友会の結成
山県と対立していた伊藤博文と手を組み立憲政友会を結成(1900年)
Ⅱ近代法典の整備
ドイツ流の憲法
ロエスレルが憲法作成に活躍
天皇は統治権の総攬者(そうらんしゃ):統治権を一手に握っている者
陸軍・海軍を率いる権利(総帥(とうすい)権)
内閣は天皇の政治を助ける輔弼(ほひつ)機関
臣民(しんみん)(天皇に支配される人民)と規定された
刑法
フランス人ボアソナードが中心となって整備
フランス流の民法を採用したが批判が起こる
民法典論争(1890年)の結果ドイツ流に大きく修正されて公布
家父長制的な家の制度を存続させる
商法や刑法も日本流に改正される
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