センター世界史Bと政治経済の2科目同時に9割取る方法 大学1年時に参考書だけで実践した作戦
目次
Ⅰ大学1年の時に行った壮大な実験
Ⅱ4月から6月まで
Ⅲ7月から9月まで
Ⅳ10月から12月まで
Ⅴセンター直前の勉強
Ⅵ実験を終えての感想
今回は、仮面浪人でも社会2科目で90点以上が取れる勉強法を自分の実体験を交えてお話ししたいと思います。
仮面浪人といったのですが、実際は大学を離れる気などなく(お金もないので)努力をすれば本当にセンター試験で高得点を取れるのかが気になって勉強を頑張っただけです(笑)
それでも、受験生に役に立つ情報を載せているので見てほしいです。勉強が苦手でも、あきらめなければどうにかなるということを証明したブログでもあります。
注意:点数の情報を残していなかったので、得点の記憶があいまいになっております。あらかじめご了承ください。
Ⅰ大学1年の時に行った壮大な実験
浪人の末、無事大学に入学したのですが、気になることがありました。
「本当に努力だけで高得点は取れるのだろうか?」
どうしても気になったので、1年間受験勉強を続けて頑張ることにしました。
ただ、普通に勉強しただけでは受験生の時の貯金で高得点が取れる可能性があります。そこで、以下のような縛りを設けてみました。
①センター試験は文系5教科7科目を受験する
②大学の授業をしっかり取る+バイトも行う
③社会と理科の選択科目を変更する
変更した科目
地理B⇒世界史B
倫理⇒政治経済
生物Ⅰ⇒地学Ⅰ
ここまでやれば 、受験勉強のスタートと同じくらいの難易度で勉強ができると思いました。
ちなみに受験生時代のセンター本試験の点数はこちらになります
英語筆記:124
英語リスニング:35
数学ⅠA:65
数学ⅡB:51
国語現代文:72
国語古典:74
生物Ⅰ:79
地理B:84
倫理:77
Ⅱ4月から6月まで
①大学生活
今までとは違う授業のスケジュールに四苦八苦する。科目を登録して授業に臨んだが、比較的簡単な授業が多くて一安心。
バイトは大学生活に慣れたころから始めるつもりだったので、5月からスタートさせます。コンビニにて週3日4時間のアルバイトです。
②他科目の状態
英語と数学は1日2時間ずつ
英語と数学の復習を開始、念のため中学レベルの復習をざっと行う。国語と理科は後回し。
4月:英語の高校までの基礎文法、数学は数学1Aの復習を終わらせました。
5月:英語の長文読解と単語の復習、数学は数学AⅡの復習を始めます
6月:同上
③社会の勉強
1日30分
世界史の勉強を開始。分かりやすそうな参考書に目を通しながら教科書を並行して読む。参考書と教科書を行き来しながら概略を確認し、問題集を使って知識を詰め込む。問題集は古代を終わらせるところまで終了(全体の5分の1程度終わる)
政治経済は手を付けてないです。英語と数学、世界史の基礎固めに集中していました。
使った参考書や問題集はこちらです
Ⅲ7月から9月まで
①大学生活
7月下旬から大学のテスト勉強を行う為、センターの勉強は手薄になりました。8月1週目までは大学のテスト勉強です。それ以降はバイトを入れながらも長い夏休みをしっかり堪能してました(実家には帰れず・・・)。
8月には夜行バスを使ってセンター模試を受けることに、しんどい状況だったので、いい点は取れませんでした・・・
センター模試の点数(2予備校の平均点)
英語筆記:130
英語リスニング:34
数学ⅠA:51(慣れない夜行バスで眠くなってしまった・・・)
数学ⅡB:48(同上)
国語現代文:71
国語古典:79
地学Ⅰ:35(ほとんど無勉強、地理が得意であったので何とか理解できた。)
世界史B:46(古代分野でほとんど稼いでいた)
政治経済:40(無勉強だが、経済学部にいたことが幸いした。)
②他科目の状態
英語と数学は1日2時間ずつ 休日は3時間ずつ
国語は夏休みに2日1回過去問演習+復習10セット
理科は夏休みで国語の勉強がない日に1日1時間
7月:英数は6月と同じ勉強です。英語と数学は忘れている部分や苦手な部分が多く前に進めない状態でした。
8月:英数は7月と同じ。なかなか勉強が進まなかったです。国語はセンター過去問を解き始める。7割ほど取れていたので一安心。こちらは復習にとどめて10月以降に詰め込むことにしました。地学Ⅰは大学の夏休みに入ってから勉強を開始です。問題集がないに等しいので、参考書と過去問を行ったり来たりして対応しました。
9月: 数学Bの復習を開始、残りの科目は8月同じです。もともと苦手だった英語の勉強が進まず焦っていたのを覚えています。
③社会の勉強
世界史Bは1日30分 夏休みは1日1時間
世界史は夏休み前に中世分野を参考書と教科書を読んで軽く暗記していました。大学のテストが終わってから問題集の中世分野と過去問演習を始めています。
中世までは比較的順調に進み8月中に問題集を消化したのですが、9月に入って近世に入ってからペースダウンします。今までと違って国同士のつながりが多くなり、年代が細かくなったのが原因です。このあたりから年号を意識した勉強を取り入れるようになりました。夏休み期間を使って近世を終わらせる。
政治経済は全くの手つかずです。10月以降から本格的に勉強を行います。
Ⅳ10月から12月まで
①大学生活
特に変化はないです。ただ、北海道の大学にいたので、冬の寒さにびっくりしましたw
大学の授業ですが、後期の授業も問題なく理解できたし、バイトもとりわけ問題がないので、大学生活はまったりしていました。
12月からはセンター模試を受けに行きます。夜行バスにも慣れて点が取れるようになりました。
センター模試の点数(2予備校の平均点)
英語筆記:140(たくさんの科目を勉強するのようになって頭打ちになったかな?)
英語リスニング:36
数学ⅠA:68(まだまだ眠いzzz センター数学は苦手だと思う)
数学ⅡB:51(同上)
国語現代文:72(時間が書けらなないので頭打ち・・・)
国語古典:81(同上)
地学Ⅰ:52(参考書+過去問でここまで来れた)
世界史B:65(近世まで終わったので点が取りやすくなっていたと思う)
政治経済:50(無勉強だが、経済学部にいたことが幸いした。)
②他科目の状態
英語と数学は1日2時間
国語は冬休みまで5日に1日1時間 冬休みは1日1時間
理科は冬休みまで5日に4日1時間 冬休みは1日1時間
10月:英国数ともにセンター社会の演習を開始、苦手分野の洗い出しと得意分野の知識維持を同時に行うことを目指した。英語は文法や語法問題、数学は数学Bの範囲が苦手だと分かったので、弱点補強を行うことにする。地学Ⅰは今までと同様に過去問+参考書で進めた。
11月:4科目とも苦手分野の対策を行う。得意分野は12月以降のセンター過去問演習でフォローするつもりだったので、苦手潰しに時間を割く
12月: 全科目でセンター過去問+予想問題集1冊の演習を開始します。数学以外は過去問を10年分以上(本試験のみ)を解きました。国語はすでに10年分解いていたので、追加で10年分解いています。数学は予想問題集を3冊解いて対応しました。弱点は今まで使っていた参考書で補強しています。
③社会の勉強
世界史Bは1日30分 冬休みは1日1時間
政治経済は1日30分 冬休みは1日1時間
世界史B:近代に突入です。今まで通り単語と年号を並行して暗記することで、各地域の出来事がいつ行われたのかをしっかり暗記できるようにしました。近現代は11月末までにざっと終わらせて、12月から過去問演習です。暗記があいまいなところもありますが、過去問演習とその復習でカバーすることにしました。20年分解いた感想として、難易度や出題方法がほとんど変わらない科目だと感じています。過去問を優先して正解でした。
政治経済:10月から本格的に勉強を開始しました。10月は政治分野、11月は経済分野と国際分野の勉強です。世界史Bと同じく参考書+センター試験準拠の問題集で対応しています。12月以降は過去問5年分(本試験と追試験両方)と予想問題集2冊をといて知識の確認をしました。
Ⅴセンター直前の勉強
①大学生活
年末年始の休暇期間も実家には帰らずバイトとセンター対策を行っていました。さすがにさみしかったのですが、直前に迫ったセンター試験の対応を考えるとどうしようもなかったです。
大学の授業は後期のテスト期間が迫っていました。過去問を見せてもらって何とかなりそうだったので、センター試験の勉強を全力で頑張っていました。
センター試験3日前は授業をさぼって自宅にこもっていましたw
センター模試直前予想問題集(2社分の平均点)
英語筆記:141(たくさんの科目を勉強するのようになって頭打ちになったかな?)
英語リスニング:38(伸び止まってしまった感がある・・・)
数学ⅠA:71(計算時間は足りてる あとは問題が解けるかどうか)
数学ⅡB:59(計算時間さえ足りてない・・・)
国語現代文:72(時間が書けらなないので頭打ち・・・)
国語古典:87(知識問題を落とさないようになった 読解は大丈夫そう)
地学Ⅰ:69(過去問を解けば解くほど点になっている感がある)
世界史B:81(同上)
政治経済:84(学部のおかげで、知識が頭に入りやすい)
②他科目の状態
英語と数学は1日2時間 休日は3時間
国語は冬休みまで5日に1日1時間 休日は1日1時間
理科は冬休みまで5日に4日1時間 休日は1日1時間
12月の続きです。解ききれなかった過去問や予想問題を解いて、残りの時間は弱点だった部分の知識問題を解いていました。
数学だけは今まで解いた過去問などをもう一回解きなおして、計算力の向上に当てていました。
③社会の勉強
どちらの科目も1日1時間
相変わらず世界史は過去問+教科書、政治経済は予想問題集+参考書で対応していました。ある程度点は取れていたので、英国数に時間を割いています。あまった時間は苦手分野の知識のチェックに当てています。
Ⅵ実験を終えての感想
最終得点
英語筆記:149(たくさんの科目を勉強するのようになって頭打ちになった)
英語リスニング:40(やっぱり苦手・・・ 頭打ちです)
数学ⅠA:78(問題が解けてよかった)
数学ⅡB:62(計算時間が足りず各大問の最終問題は捨てました・・・)
国語現代文:77(小説で落とした印象)
国語古典:87(知識問題を落とさなかったのが大きかった)
地学Ⅰ:78(最後の数週間の暗記で詰め込めたのが大きい)
世界史B:92(時間をかけて正解だった もう少し英数に時間を割いてもよかったかも)
政治経済:93(最後の数週間の暗記で詰め込めたのが大きい 英数に時間を割いてもry)
英国は頭打ちしたのですが、他の科目の点数が上がったのは素直にうれしいです。受験生時代にこれくらい頑張っておけば、もっと有名な大学に行けたのかなって後悔しています(>_<)
英語と数学は欲張らないで中学校の復習から始めましょう! 中学レベルが完成すれば高校以降の勉強は中学レベルの応用です。土台がしっかりできていれば確実に身に付きます。英語のリスニング、数学の計算力は毎日の積み重ねが大切です。声に出して、手で計算をして身につけましょう!
国語は180点満点と考えて勉強しましょう。部分点が全くつかない状態で選択問題を解くので、運が悪いと15点ほどは簡単に落としてしまいます。無理に満点を狙わずに、他科目で点が取れるように勉強をすると上手くいきます。知識問題は絶対に落とさないでくださいね。
理科は教育課程が変わったので、省略します。文系の場合は生物基礎をベースにして、地学基礎か化学基礎を選択するのが2016年段階のベターな選択だと思われます。
社会ですが、世界史Bは過去問を大量に解くことで対応できると感じました。問題は違っても似たようなことを聞いてくることは多かったですし、似たような選択肢が全く違う問題に出題されていることが多かったです。(日本史でも似たような傾向があると予想しております)
政治経済は過去問7年分(追試も含む)+予想問題1冊がいいです。10年以上前だと今と法律が異なるため、答えが変わることが多くなります。それでも過去問演習は参考書で知識を身に着ける際に役に立つので、問題演習は絶対にしましょう!(地理や倫理も出題傾向は異なりますが、過去問7年分+予想問題1冊の演習がお勧めです)
最後に・・・
「受験勉強は努力で得点を上げることができる」これが大学1年で気が付いた事実です。遅すぎですね笑
このブログを見ている受験生の皆さんはぜひとも努力を重ねて頑張ってほしいと思いいます。中学の英数の勉強が大事だということも書いたので中学生の勉強のモチベーションも上がると思います。
ではでは(*^。^*)
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