親に知ってほしい中学国語のテストの点が伸びない子向けの勉強法
目次
Ⅰはじめに
今回の記事も中高生のご両親に向けて書いております。いつもは中高生向けに記事を書いておりますが、今年度は親が知るべき受験勉強の方法を多めに書いていきたいと思っております。
記事を見ていただいている方のほとんどはお母さまであると思いますので、今回も便宜上お母さまという言葉を多めに使うこといたします。よろしくお願いいたします。
Ⅱお母さまが勘違いしている間違った国語の勉強方法
国語の勉強内容は大きく分けて2つあります。現代文読解とその他の知識問題です。
知識問題は漢字や語い、古典の単語や敬語の知識などを指します。基本的に覚えていれば解ける問題ですし、入試でも簡単な出題が多いので得点源にしてほしい内容になります。
現代文読解は文章を読んで文章が読めているかどうかを問う問題に答える形式です。勘違いが起こりやすいのはこちらの現代文読解の分野になります。
現代文読解は定期テストの成績がよくても実力テストや模試で高得点が取れるとは限らないということです。授業の復習だけでは現代文読解の対策は難しいのが理由になります。
また、国語は毎日勉強しなくても大丈夫です。3年生でかつ苦手なお子様だったら毎日勉強をしてほしいのですが、定期テストの時期を除いては毎日勉強をしなくても大丈夫です。理由はⅣやⅤの学年ごとの勉強法の部分で詳しく説明いたします。
Ⅲ国語の勉強は授業だけでは間に合わない
学校のテストがあてにならないとは・・・
現代文の入試問題は初見の文章が出題されます。これは、初見の文章を客観的に読む技術があるかどうかを見るのと同時に、どの教科書にも載っていない文章を使用することで入試の客観性を保つ理由があります。
模試や実力テストも入試の出題方針に従って教科書に書いてない文章から出題されます。
つまり、定期テストで点が取れていても、入試の傾向に沿ったテストで点が取れないということが発生します。
これは初見の文章を読む力が身についていないことによって発生します。
定期テストは授業で扱っている文章から問題が出題されるので、授業の復習がしっかりとできていれば高得点が取れます。
模試や実力テストはテスト開始まで文章がわからないので、その場で文章を読み解く必要があるということです。
Ⅳ1,2年生向けの勉強法
英語と数学は毎日30分ずつ勉強してもらってください。主要5教科の勉強は英数を最優先で頑張る必要があります。授業に遅れてしまうと取り返しがつかないからです。
まずは、英数が授業に追いつくように復習をしてもらってください。国語はそのあとでも大丈夫です。
英数が授業に追いついたら、現代文読解の対策を練っていただきたいと思います。対策方法は現代文読解用の参考書を使って問題を解くことです(本ページの最後におすすめの参考書を載せております)。
現代文読解用の問題集は学校配布の教科書準拠の問題集と異なり、教科書に採用されていない文章が採用されています(入試問題の過去問など)。そのため、初見の文章を読み解く訓練として高い効果が期待できます。
問題演習後も文章の読み方を丁寧に解説している問題集が多いので、初見の文章の読み方を勉強することができます。
現代文読解は知識問題ではないので、得点源にできればそれ以降の復習はほとんどいりません。模試や実力テストでメンテナンスをしながら実力が落ちてきたと感じたタイミングで、また問題演習を行ってもらえれば大丈夫です。
2年の終わりには過去問演習を行えるくらい授業が進行していることが多いので、過去問演習で弱点がわかるとより勉強がやりやすくなります。
Ⅴ3年生向けの勉強法
1,2年生向けの勉強とほとんど変わらないので、先にそちらを見ていただけると助かります。これ以降は、1,2年生との違いについて書きます。
知識問題の分野で得点できていない場合はそちらの勉強を集中してやってもらえるようにアドバイスをしていただきたいです。知識問題は覚えれば確実に得点できます。
国語は読解問題で安定して得点できない事も多いので、確実に得点できる知識問題で得点が取れるように頑張ってもらってください。
知識問題で点が安定するようになったら、現代文読解の練習に入ってもらいましょう。2年生までに現代文読解で点が取れているのであれば、他の4科目の勉強をしながら過去問演習に入っても大丈夫です。
少し勉強すれば簡単に得点が取れる理科・社会、時間がかかるので優先的に勉強しないとならない英語と数学、どれもしっかり時間をかけて志望校に合格してもらいましょう!
とにかく国語は時間をかけずに勉強を終わらせるべきです。余った時間を使って他の4科目(特に英数)の勉強に力を注いでもらってください。
見ていただいてありがとうございました。
私が運営している通信教育のサイトです。低価格、短時間で高得点を取る勉強を実践しています。
中学社会に関しては短時間で簡単に高得点が取れる方法があります。ぜひお問い合わせください。
質問があればコメント欄かSNSにお願いします
勉強の相談も無料で受け付けているので気軽に連絡してくださいね
国語を得意にするための参考書
現代文読解の対策をしっかり行いたい方は上、知識問題の復習や苦手意識が強い方は下をチェックしていただけるとより成績が上がりやすくなります。
現代文読解はいつ行っても大丈夫なので、お子様が苦手意識を持っていなければ1年生のうちに始めてもらっても大丈夫です。
見てほしい記事