高校現代文の用語や読み取りの勉強が短期間でできるおすすめ参考書 偏差値60が取れる
目次
Ⅰ教科書以外の読書の経験がない
Ⅱ実力テストの文章の意味が解らない
Ⅰ教科書以外の読書の経験がない
まずは、教科書に載っているような基本的な評論の知識を身につけましょう。単語や文法事項の暗記ではないので、暗記の苦痛が少ないです。暗記と言っても書いてある内容を頭でまとめておく(1字1句間違えないように覚える必要はない)位でいいので、楽しいと思える人もいるはずです。
現代の問題をわかりやすい言葉で説明している本です。教科書よりもわかりやすくそれでいて対応範囲の広い知識が解説してあります。第1部の「書き方」編は無視して大丈夫です。ただ、文章の書き方がわかると文章の読み方に参考にできる部分もあるので、勉強の合間に読んでおくと為になります。第2部や他の現代文の勉強を優先してくださいね。
読んでほしいのは第2部の「書くネタ」編というところです。ここでは、環境問題や教育、国際関係、など10テーマの解説がなされています。
①各テーマごとに「そのテーマが出題される理由」、「課題文」、「課題の解説」、「賛成・反対の意見例」、「賛成・反対の解答例」、と続きます。これらは読み物として読みましょう。知識を身に着けることも大事ですが、教科書以外に読書の経験がないと読んでいてしんどく感じる部分でもあります。やさしい文章なので、頑張って読みましょう。
②最後に各テーマの基礎知識がまとめてある部分に入ります。最も大切な部分です。こちらは読書としてもそうですが、暗記するべき内容でもあります。「ここがつかえる」と書かれて強調されている部分は特に覚えてください。文を1字1句覚える必要はないですが、そういう事実があるということは覚えてください。
情報が若干古かったり、必ずしも正しいとは言えない部分もありますが、覚えるべき内容がしっかりまとまっています。現段階でいいので、ここに書いてある内容を暗記しましょう。現代文の授業や進研模試レベルの文章が読みやすくなります。
テーマごとの末尾にある推薦図書は小論文が受験科目に入る場合に読んでください。そうでなければ大学入学後に軽く目を通しておきましょう。学部と関係がある場合は、入学後にしっかり読んでほしいです。
Ⅱ実力テストの文章の意味が解らない
進研模試以外の模試では教科書以上に抽象的で難しい文章が出題されます。それに対抗するためには「言葉の意味を覚える・現代文の題材になりやすいテーマを頭に入れておく」この2つが必要になります。
そのためにお勧めしたいのがこちらの参考書です
ことばはちからダ!現代文キーワード―入試現代文最重要キーワード20 (河合塾SERIES)
- 作者: 前島良雄,牧野剛,三浦武,吉田秀紀,後藤禎典
- 出版社/メーカー: 河合出版
- 発売日: 2001/03
- メディア: 単行本
- 購入: 18人 クリック: 42回
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特徴として
①言葉の数を絞っている
本当に必要な言葉に絞ってあるので、見ていて飽きないし挫折しにくい。特に第1章は、1つの用語に対して4ページが割かれている。
最初に用語の説明(絵による説明や具体例、類義語、対義語もフォロー)。次に入試で使われた文章を使って読解練習とわかりやすい解説(文章自体の解説も含む)という形式になっている。
必要最低限の用語をしっかり理解できるようになっています。後半には使用頻度が落ちるが重要用語である用語がありますが、まずは第1章の用語を覚えられるように頑張りましょう。
②読解頻出テーマのまとめがある
近代、科学と人間、文化と文明、身体、情報の5テーマの解説文章が載っています。下には用語の説明も書かれているので、初めて買った時に1回、残りは復習の度に何回か読んでおきましょう。
長めの文章なので暗記する必要はないのですが、このような文章を読んだことがあるだけでも模試の際に文章を読むのが苦痛ではなくなります。模試の復習の際に同じテーマの部分を再読すると理解が深まります。
まずは、第1章と第2章をしっかり読みましょう。第1章はなるべく暗記をするように心がけてください。国語の勉強に余裕が出てきた場合は3章以降も暗記してほしいです。
最後に・・・
現代文で高得点を取るためには、読解力を身に着けることが最優先だということを意識してください。背景知識や読書量は読解力を生かすために身に着けるものです。その点を意識して、時間をかけすぎないようにしましょう。
現代文よりも、古文、漢文の方が得点しやすいです。そこも意識して、勉強してくださいね。
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