国公立二次試験でも私大入試でも使える日本史の受験用論述問題集
目次
Ⅰ論述の入門書
Ⅱ過去問演習の方法
Ⅲ過去問が少ない場合に使かってほしい問題集
おまけ:使う教科書について
こちらで紹介する参考書を理解するためには、センター日本史Bで8割近くとれることが前提になります。まずはセンター試験で8割が取れるように勉強を頑張りましょう。
Ⅰ論述の入門書
“考える”日本史論述―「覚える」から「理解する」へ (河合塾SERIES)
- 作者: 石川晶康,桑山弘,溝田正弘,神原一郎
- 出版社/メーカー: 河合出版
- 発売日: 2009/12
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 12回
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日本史論述であればこちらの問題集がおすすめです。教科書レベルの知識を使って合格答案を作ることを目標にしている問題集です。
論述向きの知識が手に入ることはもちろんですが、論述問題へのアプローチの仕方、論述問題を解くために必要な技術など知識以外の部分にも触れているので、1冊身に着けるだけでかなりの実力が付きます。
問題を解いたら教科書の該当部分をチェックしてそこに書いてある記述を覚えましょう。教科書の記述は簡潔な記述でまとめられているので論述問題(特に字数制限が厳しい大学の場合は)を解く際にそのまま使えるフレーズになることが多いです。
問題自体も良問で典型的な問題が多いので、問題文と解説、解答はそのまま覚えておくと、入試で聞かれた際に有利になります。1冊をしっかり吸収しましょう。
Ⅱ過去問演習の方法
東大と一橋大の場合は日本史専門の過去問集があるので、そちらを使いましょう。
その他の難関大学の場合は7年前後の過去問があるので、そちらをチェックしてください。
過去問の使い方ですが、最初の数年は教科書をカンニングしながら問題を解きましょう。どのような知識が要求されているのかを確認しながら教科書に書き込みを入れてください。書き込んだところがその大学が好んで出題する分野や内容になります。
それ以降は過去問を解いてから解答と解説を読み、知識と技術の運用をする練習を行います。その時期でも教科書の書き込みは忘れないようにしましょう。
社会の場合は10年前の過去問が形を変えて出題されることが多いです。大学によっては意図的に過去問と被らないように出題する大学もあるのですが、そのような意図がある大学でなければ良問は再利用されることがあり得ます。その点でも、教科書の書き込みは大きな意味を持ちますよ。
つかはらの日本史工房というサイトには東大、京大、一橋大、阪大、筑波大の過去問が赤本よりも古い年代までおいてあるので、こちらもチェックしてください。過去問を見ながら教科書に書き込みを加えるのが最も早い論述対策になります。
Ⅲ過去問が少ない場合に使ってほしい問題集
採点基準が明確で、問題ごとに何を書けば点になるのかを理解するのに最適な問題集です。論述の基本ができていれば知識の習得書として効果を発揮します。
過去問が2年分しかない大学用の問題演習として使えますので、過去問と同じくらいの文字数の問題を選択して適宜解いてください。
1章が50字から90字、2章が100字から150字、3章が180字から250字、4章が300字以上になっています。過去問と同じくくらいの字数の問題やその前後の章くらいは解いておくと勉強になります。
ただし、4章は分量が多すぎるので、実際に出題されない場合は手を出さなくても大丈夫です。
おまけ:使う教科書について
基本的には学校で使っている教科書で大丈夫です。学校で授業を取っていない場合は下に紹介している詳説日本史を買いましょう。教科書ですが、参考書コーナーで買えることが多いです。
難関大学を志望する学生で2冊目の教科書がほしい場合、学校で詳説日本史を使っていない場合は買ってみましょう。簡単に買える上に汎用性が高い教科書なので、買って損はないです。
詳説日本史を持っている人が2冊目に選ぶのは日本史B(三省堂)がおすすめです。詳説日本史とは違った視点で書かれている部分も多いので、参考になる部分が多いです。
2冊目を使う場合も書き込みはしっかり加えましょう。学習中盤から2冊目を使う場合は復習として過去問や問題集を解きなおして2冊目の教科書に書き込みを入れましょう。
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