江戸時代の学問 センターと私大日本史B・近世で8割以上取れる! 私立の基礎確認記事
目次
Ⅰ元禄文化の学問
Ⅱ化政文化の学問
Ⅰ元禄文化の学問
元禄文化の学問は儒学
朱子学…京学と南学
藤原惺窩(ふじわらせいか)=京学の祖
藤原惺窩の弟子は林羅山(はやしらさん)と松永尺五(まつながせきご)
林羅山「本朝通鑑(ほんちょうつがん)」 子の林鵞峯(がぼう)とともに作った歴史書
孫の林鳳岡(ほうこう)が大学頭になった
松永尺五
弟子は木下順庵(きのしたじゅんあん)
順庵は加賀の前田綱紀に仕えた人物
松永尺五の流れにあたる人物
正徳の政治の新井白石や8代将軍吉宗の侍講になった室鳩巣(むろきゅそう)いる
南学
山崎闇斎(やまさきあんさい)=神道と朱子学を融合して垂加神道(すいかしんとう)を作る
陽明学と古学に分かれる
熊沢蕃山(くまざわばんざん)=中江藤樹の弟子
「大学或問(だいがくわくもん)」を著し、朱子学を批判したため処罰を受ける
聖学
山鹿素行(やまがそごう)が「聖教要録(せいきょうようろく)」を著し、朱子学を批判したため処罰を受ける
古義学派
伊藤仁斎(いとうにんさい)が京都で始めた
古文辞学派
荻生徂徠(おぎゅうそらい)「政談」
武士が農村を直接支配することを奨励
太宰春台(だざいしゅんだい)=荻生徂徠門下の人物「経済録」を著す
その他の学問
本草学(ほんぞうがく)=薬草にかんする学問
稲生若水(いのうじゃくすい)「庶物類纂(しょぶつるいさん)」
和算=日本独自の数学
吉田光由(よしだみつよし)「塵劫記(じんこうき)」
契沖(けいちゅう)「万葉集」の研修を行い「万葉代匠記(まんようだいしょうき)」を著す
Ⅱ化政文化の学問
国学=中国文化の影響を植える前に日本人本来の心があると主張
賀茂真淵(かものまぶち)=荷田春満(かだのあずままろ)の弟子「万葉集」の研究者
本居宣長(もとおりのりなが)=賀茂真淵の弟子「古事記」の研究を行い「古事記伝」を著す
平田篤胤(ひらたあつたね)=日本古来の神道の復興を唱える(復古神道)
塙保己一(はなわほきいち)=「群書類従(ぐんしょるいじゅう)」の編集者
蘭学=オランダの学問
杉田玄白(すぎたげんぱく)と前野良沢(まえのりょうたく)「解体新書」
杉田玄白は翻訳の際の苦労を「蘭学事始(らんがくことはじめ)」にまとめた
大槻玄沢(おおつきげんたく)=蘭学の入門書である「蘭学階梯(らんがくかいてい)」を著す
蘭学塾である芝蘭堂(しらんどう)を開いた
稲村三伯(いなむらさんぱく)=オランダ語の辞書である「ハルマ和解」を著す
志筑忠雄(しづきただお)「歴象(れきしょう)新書」
ケンベルの「日本誌」を翻訳して鎖国という言葉を使った
伊能忠敬(いのうただたか)「大日本沿海輿地全図(だいにほんえんかいよちぜんず)」を完成させた
蛮所和解御用(ばんしょわげごよう)=洋書の翻訳を行う
石田梅岩(いしだばいがん)=町人道徳を説いた心学を大成
社会思想の発展
安藤昌益(あんどうしょうえき)=「自然新鋭道」で身分制を強く批判
佐藤信淵(さとうのぶひろ)=「経済要録」で産業の国営化と貿易の振興を説く
本多利明(ほんだとしあき)=「西域(せいいき)物語」で海外貿易の必要を説いた
学校と私塾
藩校(はんこう)=城下町にある学校
郷校(ごうこう)=農村にある学校
寺子屋(てらこや)=庶民教育機関
私塾
懐徳堂(かいとくどう)=大坂の町人が設立した学校
適々斎塾(てきてきさいじゅく)=尾形洪庵が大坂に開いた
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