大衆社会、情報社会、青年期 センター倫理・現代社会の諸問題で高得点を取る!
目次
Ⅰ大衆社会
Ⅱ情報社会
Ⅲ青年期の特徴
Ⅰ大衆社会
不特定多数の大衆が影響力を持つ社会
普通選挙制度の確立によって社会の多数派がその社会の意志を構成するようになったこと
大量生産によって誰もが同じものをもてるようになったこと
情報化の進展
リースマン「孤独な群衆」
伝統指向型=前近代社会では先祖伝来の風習などが行動の基準
内部指向型=市民革命、産業革命期の社会では自己のポリシーが行動の基準
他人指向型=現代社会では他人がどう思うかを基準に行動
大衆社会について述べた人物
フロム「自由からの逃走」
オルテガ「大衆の反逆」
官僚制(ビューロクラシー)について
マックス=ウェーバー「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」
地位の高いものほど少なく地位の低いものほど数が多いピラミッド型
職務は専門化され、指揮命令系統は上位下達で行われる=縄張り主義(セクショナリズム)
文書によって情報伝達され規則によって職務遂行される=人間関係の希薄化
Ⅱ情報社会
ダニエル=ベル「脱工業化社会」
情報の価値が重視される社会を指す
ユビキタス社会
いつどこででも、誰もが情報にアクセスできる社会
個人情報が暴かれるなどのプライバシーの侵害が起こる
テクノストレス=コンピュータ使用による精神的疲労、肉体的疲労
情報化社会の問題点
ステレオタイプ=特定の対象について、単純化、固定化されたイメージ
社会差別を助長するものと考えらえる
情報格差(デジタルディバイド)=情報技術を使えるか否かで所得や待遇の格差
煽情(せんじょう)主義(センセーショナリズム)=世論をあえて過激な方向に導く
商業主義(コマーシャリズム)=情報を操作してもうけを作る
対応策
情報リテラシー=情報を取捨選択し、主体的に活用する能力
Ⅲ青年期の特徴
青年期=主に12歳から22歳までを指す
前近代社会には青年期は見られなかった
ミード
青年期は文明国の若者の方が長い
青年期の特徴
第二反抗期=親や教師に対する反抗
自他の区別が明確になり、強い自己主張を伴う反抗
正当な理由のない反抗も多く「理由なき反抗」とも呼ばれる
心理的離乳=自我意識が高まるとともに保護者から精神的に自立する時期でもある
青年期の考察
ルソー「エミール」「社会契約論」
青年期を「第2の誕生」と呼んだ
男として、女として生きるための始まり
レヴィン
青年期を「境界人(マージナル・マン)」と呼んだ
大人と子供の境界にいるのが青年でそれに伴う葛藤が起こりやすい
青年期を「倫理・社会的モラトリアム」と呼んだ
課題はアイデンティティの確立
アイデンティティ=自己同一性
自分が他人と区別された独自な存在であり続けること
社会の中でその人らしい仕事ができ、社会との一体感があること
古典的モラトリアム=エリクソンの言うモラトリアム
現代型モラトリアム=意味のない留年や未就職を指す
使ってほしい参考書と問題集
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