西洋思想との接触と明治時代の思想 センター倫理・日本思想で高得点を取る!
目次
Ⅰ西洋思想との接触(江戸時代)
Ⅱ啓蒙思想と民権論(明治時代)
Ⅲ社会主義
Ⅰ西洋思想との接触
ターヘル=アナトミアを翻訳して解体新書を刊行した
松田松陰(まつだしょういん)
一君万民論=日本近代化のための天皇中心主義を主張
Ⅱ啓蒙思想と民権論
江戸時代の封建道徳を改める活動を行った
天賦人権思想=ロックの自然権を日本に伝える際に用いた言葉
封建制・身分制批判について
「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずといえり」
人間の差は学問の有無によって生まれる
門閥制度は親の仇のごとく憎いものだと考えた
自立・独立心と実学の重視
「一身独立して一国独立す」 :日本国が国家として独立するには国民が個人として独立する必要がある
脱亜論・脱亜入欧
日本が近代化した後アジアの国にではなく欧州とつながるという考え
東洋の学問(儒学)は虚学(役に立たない学問)であり、西洋の学問は実学(役立つ)であると考えた
明六社の人物
「フィロソフィー」を「哲学」と翻訳した
西村茂樹「日本道徳論」
国粋主義の先駆け的人物
主権在民と国会開設を唱える運動
明六社と異なり政治制度に対する具体的な提案を持っていた
中江兆民(なかえちょうみん)
ルソーの「社会契約論」を翻訳し「民約訳解」を発表
自由民権運動の指導者
東洋のルソーと呼ばれた
個人の独立は国家の自立のためではなく個人の自立のために行うべきと考えた
民主政治によって個人の権利を保障しなくてはいけない
民権を恢復(かいふく)的民権と恩賜(おんし)的民権に分けた
恢復的民権=英仏のように人民自らが勝ち取った権利
恩賜的民権=日本のように上から与えられた民権
自由はとるべきものなり、もらうべき品にあらず:恢復的民権思想を説いた
植木枝盛(うえきえもり)
Ⅲ社会主義
政府による弾圧を受ける
片山潜(かたやません)
孝徳秋水(こうとくしゅうすい)
中江兆民の弟子 自由民権思想家
「廿世紀(にじゅっせいき)之怪物帝国主義」
「社会主義神髄」
近代文明の負の遺産として貧困問題を指摘した
秋水を含む社会主義者がとらえられ処刑される事件
Ⅳキリスト教
内村鑑三(うちむらかんぞう)
無教会主義「我に教会なし、しかれどもキリストあり」
2つのJ=Jesus(イエス)とJapan(日本)に人生を捧げ日本の取るべき道を示す
日本の武士道にキリスト教の精神を接木すること
日本は愛に満ちた道義的国家として世界の中での地位を占めるべきであると主張
不敬事件:明治天皇への署名と最敬礼をためらい教師の仕事を失った
日露戦争に対しては絶対平和主義の立場から反対した
新渡戸稲造(にとべいなぞう)
英文で「武士道」を著し、日本の精神を海外に紹介した
「われ、太平洋の懸け橋とならん」
他のキリスト教徒
植村正久 新島襄(にいじまじょう)
使ってほしい参考書と問題集
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