国学と民衆思想 センター倫理・日本思想で高得点を取る!
目次
Ⅰ国学
Ⅱ民衆思想
Ⅰ国学
国学者は儒教や仏教とは異なる日本民族の精神である大和魂、古道を研究した
契沖(けいちゅう)「万葉代匠記(まんようだいしょうき)」
荷田春満(かだのあずままろ)
幕府に国学の学校を作るように進言したが受け入れられなかった
国学思想の骨格を作った人物は下の2人
「漢意(からごころ)という中国の思想は不要、大和魂こそ大切である」という点は共通
賀茂真淵(かものまぶち)
日本の精神を万葉集に見られるような装飾がなく素直な中に気高さがあると表現
「高く直き心」と表現されている
「ますらおぶり」=男性的で力強い
本居宣長(もとおりのりなが)
「もののあはれ」=自然や人間の心にふれるごとに動く感情
「たをやめぶり」=繊細で女性的な感覚
古事記の中に真心を発見した
真心=物事を理屈で言い立てない素直な心
漢心を取り除き真心に立ち返るべきであると主張した
平田篤胤(ひらたあつたね)
天皇の絶対性や他国に対する日本の優越背うなどを強調したものであり、幕末の尊王攘夷思想に大きな影響を与えることとなった
Ⅱ民衆思想
二宮尊徳(にのみやそんとく)
農民の立場を擁護したが幕藩体制を否定しなかった
天道=自然の働き
人道=勤労のこと
幕府を批判するよりも、怠れば廃れ、努力をすれば繁栄する人道を重視した
報徳思想=自然や社会の持つ徳(働き)に報いること
勤勉や分度、推譲を重視した
分度=無理のない生活設計
推譲=余剰物を他者や将来に譲ること
石田梅岩(いしだばいがん)「都鄙問答(といもんどう)」
商人の買(売)利は士の録に同じ
商人道
正直=契約を守り誠実に商いをすること
倹約=資源の有効活用
安藤昌益(あんどうしょうえき)「自然真営道」
万人直耕による自給自足をもとにした自然世を理想とした
江戸時代の身分制度を否定
不耕貪食(ふこうとんじき)の徒(武士や僧侶のように農業をしないもの)の支配を否定
このような世の中を法世と呼んで嘆いた
井原西鶴(いはらさいかく)
浮世草子の中で町人社会の性格を描いた
近松門左衛門(ちかまつもんざえもん)
人形浄瑠璃の世界で義理の人情の葛藤を描いた
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