日本の儒学 センター倫理・日本思想で高得点を取る!
目次
Ⅰ日本の儒学
Ⅰ-①朱子学
Ⅰ-②陽明学
Ⅰ-③古学
Ⅰ日本の儒学
Ⅰ‐①朱子学
(幕府が認める正式な学問にした)
上下定分の理
自然に天と地の区分があるように人間界にも上下の秩序がある
存心持敬(そんしんじけい)
武士は「敬」つまり心がざわめき立つことや緩むことを慎むこと
山崎闇斎(やまさきあんさい):幕府とかかわりを持たない
朱子学以外の学問を否定
「敬」の厳格な適用を説いた
大義名分論:身分や立場に応じた本文があり、それに基づいて実践するべき道がある
Ⅰ-②陽明学
近江聖人(おうみせいじん)と呼ばれる
孔子が説いた「孝(親子愛)」拡大解釈して、人間愛、さらに万物を貫く道理だと考えた
孝を時(時期)、処(場所)・位(身分)に応じて実践することが必要
説いている内容
生まれながらに持つ良知(りょうち)を発揮すること
知行合一(ちぎょうごういつ)を目指すこと
熊沢蕃山(くまざわばんざん):中江藤樹の弟子
Ⅰ-③古学
山鹿素行(やまがそこう)
聖学=素行が古代の聖人を研究する姿勢
四書五経(ししょごきょう)を読み直すことを提案した
士道=戦いのなくなった時代の武士の在り方
武士は抜きんでて清廉潔白になり倫理的指導者である必要がある
武士の役割は農・工・商の手本となること
山本常朝(やまもとつねとも)
著書「葉隠(はがくれ)」のなかで武士とは死ぬこととみつけたりと説いている
伊藤仁斎(いとうじんさい)
論語を宇宙第一の書とした
仁を重視し、いかなる徳目にも根底に仁がなければ虚礼になると説いた
仁を成り立たせる心情は「誠」
「誠」=真実無偽の純粋な心情で忠信(誠実な心)を持ち偽りがないこと
古義学=哲学的方法で古代の文献を読み解く仁斎の古学
朱子学が身分の区別ばかりを強調して人間らしい感情を抑制する傾向にある。誠を持って他人にも寛容であれ
荻生徂徠(おぎゅうそらい)
六経を研究することを提案
六経を「先王の道」とし、優れた王の礼学・刑政(礼儀作法や儀式、刑罰や政治制度)であるとした。それを、天下を安んずる(やすんずる)の道(安天下の道)につながるとしている
古文辞学=実証性を重んじる徂徠の古学
世をきちんと治め民を救うための学問
私が運営している通信教育のサイトです。低価格、短時間で高得点を取る勉強を実践しています。
質問があればコメント欄かSNSにお願いします
勉強の相談も無料で受け付けているので気軽に連絡してくださいね
使ってほしい参考書と問題集
見てほしい記事