実存主義 センター倫理・西洋分野で高得点を取る!
目次
Ⅱニーチェ
Ⅴサルトル
実存主義とは
内的な改革によって人間が本来的自己に立ち返るべきであるということ
個人を取り換え不可能な個人というものと考え主体性回復を目指した
Ⅰキルケゴール
「主体性が真理」
自分を他者とは異なる例外者であると意識
自分が自分のために生き死ぬことができるような真理を求めた
実存の三段階
美的実存:欲望のままに楽しく生きる
不安や苦悩が起こり絶望に至る
倫理的実存:悩みながら選択を行い道徳的に優れた人間として生きる
完全に道徳的に生きることができず絶望に至る
宗教的実存:単独者として神の前に一人立つ
絶望か信仰かという選択の淵に立たされた時に信仰を選ぶ
主体性回復のためには単独者として神との関係を取り戻すしかない
Ⅱニーチェ
西洋人がキリスト教という奴隷道徳に感化されたことによって主体性をなくしている
「神は死んだ」と唱えキリスト教を否定した
ニヒリズム=キリスト教徒が信じる神による救済という目標はない
永劫回帰=最後の審判、天国というゴールはなく、世界は無目的に繰り返している
永劫回帰やニヒリズムという現実を運命愛として受け入乗り越えていくべきであると述べた
超人=ニーチェの考える人間の理想像
キリスト教の人間観や現在の弱い自分といったものを乗り越える人間
Ⅲヤスパース
限界状況に直面することで本来的自己を取り戻せると考えた
限界状況=死や争いなど人間の力で乗り越えることができない挫折
人間は限界状況に直面した時、包括者(超越者)つまり人間の力を超えた存在を意識する
限界を持った自己本来のあり方に目覚める
実存を照らすものは理性である
実存的交わり=実存者相互の連帯の必要を唱えた
Ⅳハイデッガー
人間は現存在であるととらえた
現存在=主観を持って存在しているということ
人間は世界内在的である
世界内在的=人間は世界に投げ出られた存在であり周囲に気を配る存在
ダス・マン=周囲を気を配る余り埋没した人
ダス・マンからの脱却を目指した
人間は「死へと投げ出された存在」であることを自覚するべきであると考えた
Ⅴサルトル
実存主義の集大成をした
「実存は本質に先立つ」
人間は本質を持たず、生まれた後に自由に自己を想像する
投企的存在
人間は未来に向かって自己を投げ出す存在であること
「自由の刑」
自由には責任を伴う
自由は他人にも影響を与えるから全世界に責任を負っている
アンガージュマン=社会性を帯びている人間存在の在り方
人間が主体的に生きることが社会を創造することになると考えた
使ってほしい参考書と問題集
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